CLIFIXFAS ESTABLISHED IN 2015

社員インタビュー #3Interview #3

新卒で入社した大手監査法人から、
CFASへの転職を決めた
理由を教えてください。

クライアントに寄り添って役に立ちたい

監査法人には約8年在籍し、上司や同僚にも恵まれて充実した日々を過ごしていました。その一方で、監査人という一歩引いた立場というよりも、もっとクライアントに寄り添ったアドバイザリー業務にチャレンジしたいという想いも漠然とありました。そんな時に、私が担当していた不動産会社では事業規模拡大のためにM&Aを積極的に実行しており、その監査の過程で、アドバイザーの会計士の方と仕事をする機会がありました。M&Aといえば、監査上の検討論点も多く、難しいイメージを持っておりましたが、そこでアドバイザーとして活躍する先輩会計士の姿を見て、自分もこんな会計士になりたい、と考えるようになりました。

数ある会計ファームの中からCFASを選んだ理由は、早い段階から幅広くM&A周辺業務の経験が積める、という点が大きいです。CFASでは、サービスライン別に縦割り組織になっておらず、財務DD、再生、バリュエーションと、M&A再編・再生実務を幅広く経験できる点は、特徴的だと思っております。

また、CFASは「クライアント・ファースト」という理念のもと、チーム一丸となってクライアントの期待に応えるという考え方を第一にしており、よりクライアントに寄り添って役に立ちたいという私の考えと完全にマッチしたことが決め手になりました。

FAS業務未経験での
入社でしたが、どのように
業務に慣れていきましたか。

チームの先輩がしっかりと向き合ってくれる心強い環境

たしかにFAS業務は未経験で入社した当初は、カルチャーショックみたいなものはありました。特に私が苦労したのが、FASは常に「次にどう行動すべきか」を考え、クライアントに提案することが求められる世界ということです。

入社後まもなくして関与した財務DDのプロジェクトでは、対象会社(被買収会社)の会計処理に誤りがあることを発見し、先輩に報告したのですが、「それで金谷さんは、クライアントは次にどうしたら良いと思う?」という質問に答えが詰まってしまいました。監査法人では会計上の誤りを指摘し、修正を依頼するということが重要なポイントでした。しかし、財務DDにおいては会計上の誤りを指摘するにとどまらず、それがディールにどのような影響を与えるか、たとえばバリュエーションに反映すべきか、株式譲渡契約書の条項に反映すべきか、といったことまで踏み込んで考える必要があり、そのような「次にどう行動すべきか」を考える経験が圧倒的に不足していることを実感しました。

さらに言えば、その「次にどう行動すべきか」をクライアントに提案するためのレポートの作り方も全くの勉強不足でした。どうしたらクライアントに理解してもらえるレポートになるのか、表・グラフ・文章表現等を細部に至るまでとことん吟味する必要がありますが、初めて私が作ったレポートはほぼ全て先輩に手直しをしてもらうことになってしまいました。その時はいかに自分が読み手のことを考えていなかったかを実感し、ショックを受けたのを鮮明に覚えています。

しかし、そのような苦労にも、先輩方がしっかり向き合ってくれて、プロジェクトを進めていく中でも適時にフィードバックをくれるため、一歩一歩前に進めている実感があります。入社から1年半程度(※インタビュー時)で、案件規模は大小様々なプロジェクトに関与することができ、少しずつではありますが、だいぶ慣れてきたかな、と思っています。

また、プロジェクトワークだけでなく、私のような未経験のメンバーにはメンターとしてマネージャーの方が1人ついてくれて、業務上のわからないことや日常の疑問点などを気軽に聞ける体制になっています。こんなことを聞いたら失礼じゃないか、と思うくらいM&A業界では初歩的な質問でも、同じ経験をしてきた監査法人出身の先輩が親身になって相談に乗ってくれますし、むしろそのような素朴な疑問を歓迎してくれるメンバーばかりですので、とても心強く、安心して業務に取り組むことができています。

監査法人での経験が
どのような点で
生かされているか、
教えてください。

クライアントや業界に
興味関心を寄せる姿勢

監査からアドバイザリーへと立場は変わったものの、監査法人で培われた「常に会社や業界に興味関心を寄せてビジネスを最大限理解できるように努める」という姿勢は、そのまま生かせていると実感しています。

表面的な数値に囚われずに、事前に会社の内部環境や外部環境をできる限りインプットした上で、その分析結果について「なぜこういう数値が出てきたのだろう?」「この数値にどういう意味があるのだろう?」と数値の背景について常に興味を寄せて考える、という姿勢の重要性は、監査でもFASでも変わりませんでした。

FASでは、監査より短いスパンで、新しい案件毎に、新たな会社や業界に関する知識を取り入れることが必要になりますが、逆に言えば、目の前の案件に興味をもって真剣に取り組んでいれば、新たなナレッジが短期間でも自然と蓄積されていくという特長があると思います。

FAS業務は激務のイメージがありますが、
働き方やワークライフバランスの観点で
工夫されている点を教えてください。

一人ひとりがプロフェッショナルとして
尊重されるフレキシブルな文化

たしかに、FAS業務では短期間で成果物を仕上げることが求められることもあり、プロジェクトの終盤に差し掛かるとどうしても夜遅くまで対応が必要になることもあります。しかし、「クライアントの期待に応える」という一つのゴールに向かってチーム一丸で取り組んでいるので、最もやりがいを感じる時でもあります。

そのように感じられるのも、忙しいときとそうでないときのメリハリをつけた働き方ができるからかもしれません。プロジェクトが終わった後はリフレッシュのために何日か休暇をとったり、夏季や年末年始には長期休暇をとったり、休暇はとりやすい雰囲気だと思います。監査法人時代のように決算期に応じた繁忙期と閑散期がはっきりと決まっているわけではありませんが、事前に休暇を決めておけばプロジェクト単位で調整もできるため、転職後もFASのリズムにすぐ溶け込むことができました。

日々の働き方としては、裁量労働制+在宅勤務により、かなりフレキシブルに働くことができています。私の場合、在宅時には17時に保育園に子どもを迎えに行くために一度業務中断、子どもを寝かしつけた後、20時頃からまた業務再開(忙しくない時期は子供と一緒に就寝)というように非常に自由に働いています。

CFASでは子育てをしているメンバーも多く、家事育児への取り組み方含めた多様な働き方に理解を示してくれるのも有難く思っています。

もちろん、マイルストンごとに納期を守って一定の成果を出すことが前提ではありますが、そこに至るまでの過程は、一人一人がプロフェッショナルとして信頼され、尊重される文化があるというのもCFASの魅力の一つだと思います。

最後に、
今後の目標を
教えてください。

自身が成長することで、
チームの成長に貢献したい

先輩が優秀な方ばかりなので、先輩からしっかり勉強した上で、まずは早くプロジェクトを任せられるような一人前の人材になることが当面の目標です。その上で、監査法人で得られた経験も含めて自分だけにしかない色を出して、チームをリードする立場になり、クライアントの期待を超えるようなサービスを提供していきたいです。

また、CFASはまだ若い組織であり、自分の成長が、チームの成長に直結することも楽しみの一つだと思っています。できる限り早く私が一人前となり、チーム一丸で「クライアント・ファースト」という理念を体現していけるように、これからも目の前のクライアントやプロジェクトに真摯に向き合っていきたいです。

End

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